「キャーーーーーー！」
「あ、あ、見て、あのね、大当たりってね、大当たりって書くんじゃなくてね、花なのねー。うれしーわねー。とりあえずー。」
「聞こえるかしら？　この音が。」
「すごーいわたしうれしー。」
「すごい楽しいどうしよう。」
「もー、じゃんじゃらじゃんじゃら。」

「2015個。」
「なるほどこれで、景品と交換できるんですね。」
景品カウンターに来る麻衣ちゃん。
「ここのものは天下の、横浜そごうのものということで。」（天下の）
「わたしがほしいのは、なんと、キーボードがありました。」
「というわけで、これをひとつ、買いたいと思います。」（買うのか？）
「小っちゃいながらも、けっこう、機能はよさそうだし。」（そうなのか？）
「わたしが作曲の勉強をするためにもなるんで。」
「ほんとやるかわかんないんだけど。」（…）
「サボテン。」（ディレクターに）
「今日わたしが勝ち取ったものは、キーボードと、サボテンみたいな花と、おまけに、チョコレートが、きました。」
「すごく楽しかったです。」
「ちょーおしゃれなんで、彼女がいる人も、彼氏がいる人も、一人身のあなたも、ぜひ遊びに来てください。」
　
　
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