Yagimai Wonderland!!/TPDヒストリー
篠原涼子 ディスコグラフィー

篠原涼子プロフィール

『恋はシャンソン』(ESDB3183/1991年1月21日)
  1. 恋はシャンソン
  2. カメレオン・カフェ

1:詞曲/N.Scornik,J.P.Bourtayre,N.Scornik 編/in Voice 日本語詞/in Voice 2:詞曲/Angelo La Bionda,Carmelo La Bionda 編/T.Tashiro-MST 日本語詞/神野々子

篠原涼子のデビューシングル。とりあえず感想は、「若い」ということ(笑)。サビの甘い歌声やジャケ写なども含めて、篠涼らしからぬかわいらしさ。ピッチがやや不安な点など、また十分にボーカル・トレーニングを積んでいないことをうかがわせる。サウンドとしては、in Voiceらしい繊細な印象のエレ・ポップ。さりげないSEで欧州調に仕上げるところなど、いかにも日本人的で微笑ましい(?)。カップリングの『カメレオン・カフェ』とも、その後のステージで思い出深いシングル。(1997/7/19)


『スコール』(ESDB3320/1992年7月22日)

  1. スコール
  2. バード

1:詞/石嶋由美子、小林徹 曲編/ゴンザレス三上 2:詞/小林徹 曲編/ゴンザレス三上

篠原涼子の2ndシングル。ゴンザレス三上氏が手がけたということはあって、さすがにゴンチチらしい(ってよく知らない)浮遊間あふれるスロー・ナンバー。空間的なひろがりを感じさせるそのサウンドは、現在の涼子スタイルのルーツになっているようで興味深い。当時は「大人っぽい」曲と喜んでいた涼子であるが、実際大人になって今は、また違った解釈で楽しんでいるように見える。両面とも余計な装飾を省くことでかえって味が深まった、鑑賞に堪えうるなかなかの佳作。(1997/7/19)


『Ryoko from Tokyo Performance Doll』(ESCB1384/1993年1月15日)

  1. STARTしましょう
  2. 今のままのふたりで
  3. 異国〜Tokyo in the Night
  4. この悪魔め!!
  5. 白い鴎 飛んだ
  6. 微笑みにgood-bye
  7. もしもあなたが
  8. 私の心にKissをして
  9. スコール
  10. 薔薇が眠れるまで

1,3〜5,7,8,10:詞/松井五郎 曲編/羽田一郎 2,6:詞/三浦徳子 曲編/中崎英也 9:詞/石嶋由美子、小林徹 曲編/ゴンザレス三上

篠原涼子のファースト・ソロアルバム。日本ポップス界の大御所、羽田一郎と松井五郎の二人を中心に組み立てられた贅沢なサウンドは、「王道路線」を志向する篠原涼子の懐の深さと安定感に溢れている。全体としてゆったりとしたリズムのナンバーが多い中で、軽快なロック・ポップ『微笑みにgood-bye』はいいアクセント。また、ラストのバラード『薔薇が眠れるまで』が、この作品に適度な重みを持たせている。それにしても、ジャケ写はなんとなく気色悪い的(笑)。(1997/7/14)


『Sincerely』(ESDB3450/1994年2月2日)

  1. Sincerely
  2. MOONLIGHT CALL

1,2:詞/松井五郎 曲編/中崎英也

篠原涼子の3rdシングル。冬の夜に聴きたくなるような透明感のあるポップ・ナンバーで、素直に唄い上げる感じの涼子のボーカルがよい。サウンドは、とにかく「軽快」の一言。ハネるようなシンセ・ドラムとシンセ・ブラスは、サウンドメーカー中崎英也の個性といったところであろう。効果的に入った外人コーラスも、この曲に洋楽的なテイストを与えることに貢献している。個人的にはけっこう気に入っているシングルなのだが、リリース時期がTPD末期かつ小室でブレイクする直前ということで、何となく時代の谷間に埋もれた感あり(笑)。(1997/7/14)


『恋しさとせつなさと心強さと』(篠原涼子 with t.komuro/ESDB3495/1994年7月21日)

  1. 恋しさとせつなさと心強さと
  2. GooD LucK
  3. 恋しさとせつなさと心強さと [オリジナルカラオケ]

1,2:詞曲編/小室哲哉

ダブル・ミリオンセラーを記録、篠原涼子を一気にスターの座に押し上げた4thシングル。劇場版「ストII」主題歌と挿入歌のカップリングということで、とくに『GooD LucK』は「ストII」色が強く、正直ここまで売れるとは思っていなかった(^^;。曲調としては、小室氏お得意のスピード感のあるダンス・ポップで、個人的にはドラムの細かいフィルが好きだったりする。あと、次々と登場する音色の数にはとりあえず驚かされる(笑)。涼子の声的にはやや過渡的な感じかも。今聴くとではあるが、多少細い印象も受ける。(1997/7/14)


『もっともっと…』(篠原涼子 with t.komuro/ESDB3540/1995年2月8日)

  1. もっともっと…
  2. 夏の日
  3. もっともっと… [オリジナル・カラオケ]

1:詞曲/小室哲哉 編/小室哲哉、久保こーじ 2:詞/小室哲哉 曲編/久保こーじ

小室哲哉プロデュース第2弾による、篠原涼子5thシングル。重みのあるピアノとギターをメインにしたバンド感あふれるバラードで、涼子が「こんどの曲は情熱的なバラードがいい」と思っていたところ、小室氏が以心伝心で曲を書いてきたというエピソードつき。詞は実に小室氏らしい細部無視の日本語、とくに「出来たい」の部分が気になってしまう(笑)。対して『夏の日』は、軽快に仕上げられたデジタル・ビートのナンバー。ちょっと切なげな涼子のボーカルもよくはまっている。(1997/7/14)


『Lady Generation』(ESDB3595/1995年8月2日)

  1. Lady Generation [Original Mix]
  2. Lady Generation [Club Mix]
  3. Lady Generation [Instrumental]

1:詞曲編/小室哲哉

肩書きから「with t.komuro」が外れた、篠原涼子通算6麻衣目のシングル。サウンドとしてはよくある感じのダンス・ビート、ただしそれと一見不釣り合いなアコギのカッティングが、夏らしいさわやかな空気感を醸し出している。前2作の小室作品と違い、ダンス系を基調としているためかややあっさりとした印象か。最初聴いたときは、なんとなくラストのフェード・アウトについていけなかった(?)。一部ファンの間では、「レディジェネダンス(外道ver.)」などというのもある模様。(1997/7/14)


『Lady Generation 〜淑女の世代〜』(ESCB1552/1995年8月21日)

  1. Sanctuary
  2. Lady Generation
  3. 青空が降る少年
  4. もっともっと… (篠原涼子 with t.komuro)
  5. だいじょうぶ
  6. Summer Holiday
  7. 夏の日 (篠原涼子 with t.komuro)
  8. GooD LucK (篠原涼子 with t.komuro)
  9. 恋しさとせつなさと心強さと (篠原涼子 with t.komuro)
  10. にくらしいあなたへ
  11. Lady Generation [Latin Mix]
  12. 恋しさとせつなさと心強さと [Extended Mix] (篠原涼子 with t.komuro)

1,3:詞/売野雅勇 曲編/小室哲哉 2,8,9:詞曲編/小室哲哉 4:詞曲/小室哲哉 編/小室哲哉・久保こーじ 5:詞/前田たかひろ 曲編/久保こーじ 6:詞/前田たかひろ 曲編/小室哲哉 7:詞/小室哲哉 曲編/久保こーじ 10:詞/篠原涼子・前田たかひろ 曲編/久保こーじ

小室哲哉プロデュースで活動した1年間の集大成とも言うべき、篠原涼子の2ndアルバム。内容は既発表曲中心でその意味での目新しさはないが、それでも『恋しさとせつなさと心強さと』をはじめ3麻衣のヒット・シングルが並ぶさまはやはり圧巻。その間に配置された「夏」をイメージした軽快な2曲も、目立たないながらもアルバムにさわやかな風を持たせることに貢献している。全体として小室テイストが強く出ながらも、その中で涼子独特の個性が生きた好作と言えようか。M11、M12はボーナストラック。(1997/7/14)


『ダメ!』(ESDB3641/1995年11月22日)

  1. ダメ!
  2. Happy Hour
  3. ダメ! [Instrumental]

1:詞曲/井上陽水 編/Chokkaku 2:詞/真間稜 曲/村松邦男 編/松本晃彦

井上陽水が手がけた、篠原涼子7麻衣目のシングル。当然のことながら前作までの小室哲哉とは打って変わって、陽水色が強く出た影のある仕上がり。ダンス・ビートを基調としたサウンドの上で、逃げ場のないような詞とメロディーが独特の世界観を演出。とりあえず、「だーめー」で飛びましょうって感じ(←いい加減なコメント)。『Happy Hour』は、『ダメ!』と同様のダンス・ビートの上に、対照的に開放的なメロディーが乗ったナンバー。ボーカルの盛り上げ方が、涼子にしては珍しい感じかな?(1997/7/14)


『平凡なハッピーじゃ物足りない』(ESDB3681/1996年5月22日)

  1. 平凡なハッピーじゃ物足りない
  2. 黄色いシグナル
  3. 平凡なハッピーじゃ物足りない [オリジナル・カラオケ]

1:詞曲/広瀬香美 編/Chokkaku 2:詞/川咲そら 曲/広瀬香美 編/田辺恵二

広瀬香美が手がけた、篠原涼子8麻衣目のシングル。いかにも広瀬香美らしい流れるような、かつ表情のあるメロディーに、パレードのような明るいアレンジもChokkaku氏の本領発揮と言ったところ。歯切れの良いブラス隊が気持ちよい。ただ何となく、涼子のボーカルに『ダメ!』が残ってるように感じるのは私だけであろうか(笑)。カップリングは、歌謡曲的な趣を持ったミディアム・テンポのポップナンバー。でもこの曲なら、篠原涼子より米光美保のほうがはまるように思う(笑)。(1997/7/14)


『しあわせはそばにある』(ESDB3704/1996年8月21日)

  1. しあわせはそばにある
  2. 愛が痛いよ
  3. しあわせはそばにある [オリジナル・カラオケ]

1:詞/秋元康 曲/寺田一郎 編/CHOKKAKU 2:詞/藤原ようこ 曲/寺田一郎 編/EBBY

篠原涼子の9thシングル。今回は秋元康・寺田一郎コンビによる作品であるが、「ファミリーマート15周年テーマソング」ということで、FM内のヘヴィー・オンエアが耳に焼き付いたという者も少なくないだろう(笑)。サウンドとしては、完全に涼子本来の王道路線。曲自体に「ショウ」的なドラマと空間の広がりがあり、やはり涼子はこういう曲には自然にはまる。カップリング曲とも、真夏にふさわしい熱い1麻衣。ジャケットの「よろしくね!」は、涼子本人が書いたわけではないらしい(笑)。(1997/5/24)


『パーティーをぬけだそう!』(忌野清志郎と篠原涼子/ESDB3729/1996年11月25日)

  1. パーティーをぬけだそう!
  2. クリスマス・モーニング
  3. つらい恋とカプチーノ
  4. パーティーをぬけだそう! [カラオケ with Kiyoshiro]

1:詞曲/忌野清志郎 2:詞/篠原涼子&忌野清志郎 曲/忌野清志郎&篠原涼子 3:詞曲/忌野清志郎&篠原涼子

涼子と忌野清志郎とのデュエットによるシングル。清志郎の「涼子のロック魂・ソウル魂を目覚めさせる」という意図はわからないでもないのだが、はっきり言って不満。そもそもこの二人って合うのか? 涼子の持つ雄大なスケール感が、清志郎のプロデュースに殺されている気がする。なんか最近、ネガティヴな感想ばっか(^^;。原因は?(1996/12/5)


『Goodbye Baby』(ESDB3768/1997年7月1日)

  1. Goodbye Baby
  2. Destiny
  3. Goodbye Baby [backing track]

1:詞/松井五郎 曲編/小森田実 2:詞曲/篠原涼子 編/朝本浩文

篠原涼子の10thシングル。SMAPのヒットが記憶に新しい小森田作品とあって、内容は涼子には珍しいテクノ・ビート。リズム感に重点を置いた抑え気味のボーカルは、同じ原宿ジェンヌでも(←ものすごい表現)川村知砂的な匂いを感じさせる。対してカップリングは、涼子自身が作詞作曲を手がけたバラードナンバー。感覚的なメロディーラインだが、それでもきちんとまとまっているあたりはさすがこれまでの涼子の経験か。全体として、ファミリーマートの篠原涼子のイメージとはかけ離れた(笑)、クールかつ地に足のついた1麻衣。(1997/7/19)


『Sweets 〜Best of Ryoko Shinohara』(ESCB1846/1997年11月1日)

  1. Lady Generation [Original Mix]
  2. 平凡なハッピーじゃ物足りない
  3. Goodbye Baby
  4. 恋しさとせつなさと心強さと(篠原涼子 with t.komuro)
  5. しあわせはそばにある
  6. スコール
  7. だいじょうぶ
  8. Sleepless Girl
  9. パーティーをぬけだそう!(忌野清志郎と篠原涼子)
  10. ダメ!
  11. Destiny
  12. もしもあなたが
  13. にくらしいあなたへ
  14. もっともっと…(篠原涼子 with t.komuro)

1,4:詞曲編/小室哲哉 2:詞曲/広瀬香美 編/CHOKKAKU 3:詞/松井五郎 曲編/小森田実 5:詞/秋元康 曲/寺田一郎 編/CHOKKAKU 6:詞/石嶋由美子、小林徹 曲編/ゴンザレス三上 7:詞/前田たかひろ 曲編/久保こーじ 8:詞/篠原涼子 曲編/朝本浩文 9:詞曲編/忌野清志郎 10:詞曲/井上陽水 編/CHOKKAKU 11:詞曲/篠原涼子 編/CHOKKAKU 12:詞/松井五郎 曲編/羽田一郎 13:詞/篠原涼子、前田たかひろ 曲編/久保こーじ 14:詞曲/小室哲哉 編/小室哲哉、久保こーじ

オリジナルアルバム制作予定が2転3転した末にリリースされた、篠原涼子初のベストアルバム。ここ数年のヒットシングルを一堂に会した内容に、『スコール』や『もしもあなたが』といったTPD時代の名曲もファンにとってはうれしい選曲。ダンサブルに押す前半にバラードで聴かせる後半と見どころは多いが、この文章を書いてる人間が根本的にベストが嫌いなので何とも言えない(笑)。唯一の新曲『Sleepless Girl』の出来からして、オリジナルでもそれなりの作品に仕上がったと思うのだが…。ブックレットの写真は、寄せて上げているという評判ダ(^^;。(1997/11/5)


『BLOW UP』(ESDB3831/1998年4月22日)

  1. BLOW UP
  2. Talk to myself
  3. BLOW UP [Backing Track]

1:詞/KOHEY,松井五郎 曲編/KOHEY 2:詞/篠原涼子 曲編/朝本浩文

篠原涼子11枚目のシングルは、自身出演のグンゼ男性用下着CM曲。土屋公平プロデュースによる、ギターの角が立った強烈なロック・ナンバーで、これまでの涼子と言うよりかは中村亜紀や中森明菜的なものを感じてしまった。対してカップリングは、アコギのストロークがデジタルサウンドと心地良く融合したバラード曲。自身が手がけた詞は、相変わらず濃厚な味わいだ(笑)。シングルそのものというより、グンゼのCM(きわどいヤツ^^;)やポスターが印象的だったりする1枚。(1998/5/3)


『a place in the sun』(ESDB3869/1998年10月1日)

  1. a place in the sun
  2. a place in the sun [Movie Version]
  3. a place in the sun [Instrumental]

1:詞/前田たかひろ 曲/上田知華 編/水島康貴

自身が主演する映画「ベル*エポック」の劇中歌となる、篠原涼子12枚目のシングル。前作とは一転して、ストリングスとコーラスが印象的な、広い世界を感じさせるバラード曲。涼子の持つ表現力の豊かさと、中低音域の含みのあるボーカルが堪能できる佳曲であるが、作品全体としてややありがちな感は否めない。「Movie Version」は、オリジナルに比べより1曲としてのドラマティックな展開を意識した仕上がり。ライヴの終盤で演奏すると存在感がありそうだ。ジャケ写の涼子は、髪を上げてちょっと普段とは違う雰囲気。特にゆいの的なわけではない。(1998/10/10)


Discography:
TPD TPD DASH!! ユニットゴルビーズ 原宿ジェンヌ ViVA!
木原さとみ 米光美保 篠原涼子 川村知砂 市井由理 穴井夕子 八木田麻衣
東亜佐美 篠原リエ
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