Yagimai Wonderland!!/TPDヒストリー
穴井夕子 ディスコグラフィー

穴井夕子プロフィール

『WE SHOULD BE DANCING』(ESDB3197/1991年3月21日)
  1. WE SHOULD BE DANCING
  2. 砂に消えた涙

1:詞曲/Stock-Aitoken-Waterman 編/T.Tashiro-MST 日本語詞/KAKKO 2:詞曲/Piero Soffici-Alberto Testa 編/成田忍 日本語詞/遠藤児

私の誕生日にリリースされた(←全然関係ない)穴井夕子のデビューシングル。鈴木杏樹(KAKKO)が欧州デビューしたときのナンバーであるが、正道アイドル路線を行く穴井のボーカルによりやや曲の解釈が変わった感じ、「ダンス色」というより「ジャパニーズポップス色」が強く出た仕上がりとなっている。まだ初々しい穴井のボーカル、レコーディングがうまくいかず、発売が1ヶ月延期になったといういわくつきの作品(笑)。(1997/2/18)


『NATURAL LOVERS』(ESDB3241/1991年9月21日)

  1. NATURAL LOVERS
  2. HISTORY

1,2:詞曲編/in Voice

穴井夕子の2ndシングル。TPD初期にありがちな16ビートダンス・ポップは、やはり説明不用のin Voice作品(笑)。ライヴでは「Say」「You」「Love」「Me」を叫ぶのがお約束であるが、浅いファンは覚えてなくて苦労したものであろう(笑)。サビのやや耳に残るハイトーンのボーカル(実際はそれほどでもないのだが)は、好みの分かれるところだと思う。『HISTORY』は、広い世界を感じさせるバラード・ナンバー。素直に唄い上げる感じの穴井のボーカルがよい。(1997/2/21)


『I WANT YOU!』(ESDB3321/1992年7月22日)

  1. I WANT YOU!
  2. 心のルール

1:詞曲編/高橋誠 2:詞/前田たかひろ 曲/HAPPO 編/HAPPO、佐藤剛

穴井夕子の3rdシングル。『I WANT YOU!』は、高橋誠お得意の16ビートポップ。ノリを重視したサビに対して、ABのメロディーラインは絶品か。後半の市井とのラップの掛け合いや、TPDのライヴでの振り付けなどが懐かしい作品。『心のルール』はギターのリフが印象に残るロック・ポップ。1曲の中でタテのリズムとヨコのリズムが見事に対比されているあたりが聴きものか。両面とも、TPD時代の穴井を語る上でははずせない軽快なサウンドによる快作。(1997/2/18)


『Yuko from Tokyo Performance Doll』(ESCB1387/1993年1月15日)

  1. FAIRY DAYS
  2. 心のルール
  3. I Want You!
  4. NATURAL LOVERS
  5. WE SHOULD BE DANCING
  6. 砂に消えた涙
  7. イチゴの片想い(ViVA!)
  8. レモンのKiss(ViVA!)
  9. 秋色協奏曲(米光・穴井)
  10. HISTORY

1:詞曲/藤木和人 編/Thousand sketcheS 2:詞/前田たかひろ 曲/HAPPO 編/HAPPO、佐藤剛 3:詞曲編/高橋誠 4,10:詞曲編/in Voice 5:詞曲/Stock-Aitoken-Waterman 編/T.Tashiro-MST 日本語詞/KAKKO 6:詞曲/Piero Soffici-Alberto Testa 編/成田忍 日本語詞/遠藤児 7:詞曲/Lee David-Billy Rose 編/Thousand sketcheS 日本語詞/大久保孝之 8:詞曲/Amilcare Ponchielli-Dick Manning 編/Thousand sketcheS 日本語詞/草野昌一 9:詞/神野々子 曲/藤木和人 編/Thousand sketcheS

穴井夕子のファースト・ソロアルバム。全体として穴井の持つ華やかな空気を生かしたポップな仕上がりとなっているが、頭とラストに配置されたバラード曲が作品としての説得力を高めている。そのうちの1曲『FAIRY DAYS』は、穴井が失恋した翌日に泣きたい気持ちをこらえながらレコーディングしたというナンバー。詞と現実との偶然の一致が、この曲に深い情感を与えた。ほとんどが既発表曲で占められているが、そのことでかえって「ベストアルバム」としての価値も出たこの作品、初期の穴井のコケティッシュな魅力に溢れている。(97/2/21)


『WILD CHILD』(ESDB3453/1994年2月2日)

  1. WILD CHILD
  2. 月に吠える

1:詞/とみたきょうこ 曲/Reimy 編/富樫明生 2:詞曲編/高橋誠

作詞に富田京子(プリンセスプリンセス)、作曲に麗美を迎えた穴井夕子お気に入りのの4thシングル。1曲の中でドラマのある構成、バラエティに富みフックのある音づかいなど、作家の個性が随所に反映されていて興味深い。「WILD CHILD」は、しばらく穴井夕子の代名詞にもなっていたようだ(笑)。『月に吠える』は高橋誠による、こちらはストレートなポップス。武道館のステージを思い浮かべるファンも多いと思うが、個人的に気になるのは間奏の男の声か(笑)。両面ともライヴでは要所に配置される、穴井夕子の代表作。(1997/2/21)


『HEAVEN2(ESDB3485/1994年6月1日)

  1. HEAVEN2
  2. Love Hurricane

1:詞曲/Reimy 編/富樫明生-BANANA ICE 2:詞/松本有加 曲/Reimy 編/富樫明生

麗美の個性が色濃く出た、穴井夕子の5thシングル。チープなシンセ・ブラスと彷徨うようなギター・サウンドが、独特の混乱する空気感を表現している。音世界の特殊さに対して、詞のほうはよく読むとありがちなラヴ・ソング(笑)。この内容でここまで深刻に(音が)ならなくても…と思うこともしばしばなのだが…(^^;。CDで聴くのとライヴで聴くのとでも、全然印象が違う感じがする。いまいち世界観がつかめてないかも>自分(^^;;。(1997/2/21)


『STOP!』(ESDB3517/1994年9月7日)

  1. STOP!
  2. あなたが心にふたりいる
  3. STOP! [オリジナルカラオケ]

1:詞/松本有加-Reimy 曲/Reimy 編/Thousand sketcheS 2:詞/前田たかひろ 曲/HAPPO 編/Thousand sketcheS

穴井夕子6麻衣目のシングルは、やはり麗美が手がけたポップロック・ナンバー。全体がディストーション系のギター・サウンドで彩られているが、レベル自体はやや押さえ気味。かなりしっかりしたギター・ソロも存在するが、それよりはブラスの印象が強いかも。「わ」の部分、下りきってないことが気になる人はなるんだろうな(自分とか^^;)。ブラスとギターどちらをメインにするかで、ロックバンド向きにも調理しやすそうな1曲。(1997/2/21)


『CRIME CRACKERS』(ESDB3539/1994年11月21日)

  1. CRIME CRACKERS
  2. 星たちの伝説
  3. CRIME CRACKERS [オリジナルカラオケ]

1:詞/柚木美祐 曲/朝倉紀幸 編/T.Tashiro-M.Kawaguchi-MST 2:詞曲編/朝倉紀幸

穴井夕子7麻衣目のシングルは、プレイステーション第一弾ソフト「クライムクラッカーズ」エンディングテーマ。企画モノの色が濃く、詞・サウンドとも特筆すべきことはないのだが、そのわかりやすさからかライヴではいつも大盛り上がりを見せる。『星たちの伝説』はピアノをメインのバッキングに従えた浮遊間のあるスロー・バラードで、こちらも実にわかりやすい音づくり。とりあえず問題は、この裏ジャケの犬だと思う。ちょっと…いいんだけどね(^^;;。(1997/2/21)


『SIN』(ESCB1548/1994年12月1日)

  1. DANCING DOLL
  2. STOP! [NEW MIX]
  3. YESTERDAY TRAIN
  4. 赤い罪 青い純愛
  5. Chu!
  6. WILD CHOLD [NEW MIX]
  7. HEART TALK
  8. CRIME CRACKERS [NEW MIX]
  9. HEAVEN2 [NEW MIX]
  10. 月に吠える [NEW MIX]
  11. X'mas Card

1:詞/山田裕彦 曲/広瀬隆 編/吉澤瑛師 2:詞/Reimy 曲/高橋誠 編/Thousand sketcheS 3:詞/松本有加-Reimy 曲/Reimy 編/Thousand sketcheS 4:詞/とみたきょうこ 曲/Reimy 編/Thousand sketcheS 5:詞/松本有加 曲/出雲麻紀子 編/T.Tashiro-M.Kawaguchi-MST 6:詞/とみたきょうこ 曲/Reimy 編/富樫明生 7:詞/吉永珠子 曲/Dreddy D. 編/棚橋信仁 8:詞/柚木美祐 曲/朝倉紀幸 編/T.Tashiro-M.Kawaguchi-MST 9:詞曲/Reimy 編/富樫明生-BANANA ICE 10:詞曲編/高橋誠 11:詞/穴井夕子 曲/Bro.TOM 編/Thousand sketcheS

穴井夕子2麻衣目のソロアルバムは、麗美とmcA.T.をプロデューサーに迎えたややクセのあるダンス・ポップ。巷のテクノ系サウンドとはやや趣を変えた一筋縄ではいかないプロデュースが特徴であるが、しかし高橋誠による耳当たりのよい『月に吠える』を最後に持ってくるあたりは、やはり意識した層の関係か。『X'mas Card』は、穴井がはじめて作詞に挑戦したポップ・バラード。穴井の言葉を扱う才能の片鱗が感じられて興味深い。全体として麗美色が強いわりに、あとに引きずらないアルバムか(笑)。(1997/2/21)


『Hallelujah!』(ESDB3576/1995年6月1日)

  1. Hallelujah!
  2. Fake a mind
  3. Hallelujah! [backing track]

1:詞/沢ちひろ 曲編/土橋安騎夫 2:詞/真間稜 曲/山田直毅 編/土橋安騎夫

プロデューサーに元レベッカの土橋安騎夫氏を立てた、穴井夕子8麻衣目のシングル。土橋氏一流のオリエンタルなポップスの手法による軽快なサウンドは、4月にTPDを卒業したばかりの穴井の旅立ちの気分が読み取れて心地よい。レベッカ色が強すぎるとやや不満を持ったファンも中にはいたようだが、これは「レベッカ色」というよりは「土橋色」、いつの時代にも求められる普遍的なサウンド・メーキングこそ、プロデューサー・土橋氏の真骨頂なのである。(1997/2/21)


『promises』(ESDB3627/1995年11月1日)

  1. promises
  2. 星座の下で
  3. promises [backing track]

1:詞/穴井夕子 曲編/土橋安騎夫 2:詞/工藤順子 曲編/土橋安騎夫

自身が作詞を手がけた、穴井夕子9麻衣目のシングル。前作に続いての8ビート・ロックであるが、今回はマイナーコードによるスリリングなナンバー。サウンド自体かなり整理された印象で、穴井のボーカルが真ん中から抜けてくる感じ。モノトーンのサウンドの中で、Bメロに入るベルの音は土橋氏が得意とするあたりか。しかし、このシングルのポイントはやはりジャケ写。穴井さんの谷間(あるのか?^^;)のほくろが拝めるぞ(笑)。(1997/2/21)


『LEGACY〜君の愛を抱いて〜』(ESDB3661/1996年3月1日)

  1. LEGACY〜君の愛を抱いて〜
  2. NATURALLY
  3. LEGACY〜君の愛を抱いて〜 [ORIGINAL BACKING TRACK]

1:詞/加藤健 曲編/土橋安騎夫 2:詞/真間稜 曲編/土橋安騎夫

土橋安騎夫プロデュースによる、穴井夕子の10thシングル。4つ打ちのサビから始まるバンド系のロックナンバーであるが、かえって目につくのはシンセ系のサウンドか。全体に配置されたストリングスが、この曲に奥行きを与えている。個人的には「だーねー」の転調が好み。おっ、来た来た!って気分になる(^_^)。『NATURALLY』はトリッキーな音づかいが楽しいナンバー。重要なのはBメロのハモりか。A面とは打ってかわって、包み込むような暖かさがたまらない。(1997/2/21)


『BAD/but ENOUGH』(ESCB1728/1996年4月21日)

  1. BAD/but ENOUGH
  2. promises
  3. pillow talk〜君の見ている夢〜
  4. LEGACY〜君の愛を抱いて〜 [Album version]
  5. judgment
  6. Hallelujah!

1:詞/前田たかひろ 曲編/土橋安騎夫 2,3:詞/穴井夕子 曲編/土橋安騎夫 4:詞/加藤健 曲編/土橋安騎夫 5:詞/穴井夕子・前田たかひろ 曲編/土橋安騎夫 6:詞/沢ちひろ 曲編/土橋安騎夫

一年間の土橋安騎夫プロデュースの集大成となる、穴井夕子3麻衣目のアルバム。さすが「ギター担当キーボーディスト」(自称)なだけあって、生のバンドサウンドと打ち込み系シンセサウンドが融合した佳作。ヘヴィーな2ビート・ロックである『BAD/but ENOUGH』やチャーチ風のオルガンが心地よいバラード調の『pillow talk』など、バラエティに富んだ全6曲に穴井自身が詞を書いた3曲もよくはまっている。穴井のボーカルは、以前にくらべて肩の力が抜けたというか自身のスタイルを心得た感じ。余裕から来る表現の深さが見もの。(97/2/21)


『私は笑っていた…』(ORANGE/ESDB3731/1997年2月21日)

  1. 私は笑っていた…
  2. LOVESICK
  3. 私は笑っていた… [オリジナル・カラオケ]

1:詞/YOU 曲/恩田快人 編/坂井紀雄 2:詞/穴井夕子 曲/柴垣照彦 編/JOHNNY FINGERS

ボーカル・穴井夕子によるパンクバンド「ORANGE」のデビューシングル。恩田快人作曲によるそのサウンドは、まさに「キーの低いジュディマリ」と言ったところ。極力シンセを抑えた乾いたギター・サウンドの中で、70年代ポップスを思わす穴井のボーカルが一層際立つ印象。バッキングのシンプルさによって、メロディーラインがはっきり聞こえてくる感じだ。自身の作詞による『LOVESICK』もあわせて、新たなフィールドへと歩を進めた穴井夕子の解放感に溢れた意欲作。(1997/2/22)


『平和な国の子供たち』(ORANGE/ESDB3758/1997年6月1日)

  1. 平和な国の子供たち
  2. MIND TO MINE
  3. 平和な国の子供たち [Backing Track]

1,2:詞/MIHO 曲/柴垣照彦 編/坂井紀雄

穴井夕子をボーカルとする、「ORANGE」の2ndシングル。ORANGEとしてはわりとポップスフィールド寄りの2曲を持ってきた感じで、わかりやすくノリやすいと同時に、ちょっと変哲のない気もするかもしれない。シンセらしいシンセはほとんどなく、基本的にバンド形式で録ったというだけあってサウンドはかなりライヴ寄り。それに引きずられたのかわからないが、穴井さんのボーカルもわりと曖昧なところがあるような気が…する(^^;。しかし、やはりORANGEとしてのサウンドの一体感はさすが。若いバンドの勢いがそのまま表われた快作と言えるだろう。(1997/6/2)


Discography:
TPD TPD DASH!! ユニットゴルビーズ 原宿ジェンヌ ViVA!
木原さとみ 米光美保 篠原涼子 川村知砂 市井由理 穴井夕子 八木田麻衣
東亜佐美 篠原リエ
Yagimai Wonderland!!Yagimai Wonderland!!
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